天龍峡の紅葉(令和6年11月17日)
2024年11月17日天龍峡の紅葉情報(令和6年11月19日)
2024年11月19日例年のように早くも小正月の繭玉飾りが観光案内所の前に設置されました
藁で編まれた夫婦龍のお隣にあり、縁起の良さが感じられる一角です
繭玉
繭の形に似せて作っています
餅花
竹の枝に細かく切ったお餅を稲穂に見立てています
以下、この繭玉飾りにつけられた説明です。
繭玉飾りで豊作祈願
〇川路では、昭和初期、養蚕や米作りが重要産業で、かつて「日本三大桑園」といわれた大桑園が広がり、多くの農家で蚕を飼育していました。昭和5(1930)年には川路地区で140トンの繭が生産されました。
〇今年の繭や米の豊作に感謝し、来年も豊作であることを祈願するため、米粉で作った繭玉ともち米で作った餅花を飾り付ける行事は、昔は各家庭の伝統行事として小正月(1月15日~20日)に行われていました。
〇安い生糸の輸入や化学繊維の普及で養蚕業が衰退するとともに、こうした行事が失われつつあったため、「地域に伝統を残し後世に伝えよう」と昭和50年代から農協養蚕部会が、また、平成7(1995)年頃から川路地区マネージメント推進協議会が、現在は川路地区農業振興会議で受け継いでいます。この行事は、収穫感謝祭として毎年開催し、40年を超える歴史があります。
〇平成18(2006)年からはこの伝統行事を地元の子供たちに知ってもらい伝えていってもらおうと、小学生や保育園児と保護者を中心に繭玉づくりや餅花の飾りつけをお願いしています。
〇また、地域の皆様や川路を訪れるおきゃくさまにもこの行事を知っていただこうと、この餅花飾りを川路保育園、川路小学校、川路自治振興センター、天龍峡観光案内所にお届けし、飾っていただいています。
–川路地区農業振興会議–
毎年、観光案内所へお飾り頂いてありがとうございます
感謝の気持ちとともに残していきたい伝統行事です
(hara)